不特定多数の方が利用される大浴場では、お風呂の「温度」「衛生」「水位」を保つ為に、循環ろ過装置が設置されたろ過設備にて運用されている所がほとんどかと思います。その設備も、定期的にチェックしておかないと「お風呂が沸かない」「レジオネラ菌が検出された」「お湯が出てこない」などの不具合が発生し、お風呂を楽しみにされている方をガッカリさせてしまいます。ただ数値を記録するだけの点検ではなく、肝になる部分をおさえつつ点検していきたいと思います(^^)v


今回のろ過装置は、この大浴場を守っているこのろ過装置です。メーカーさんの技術により、非常にコンパクトにいろんな役割をしている機器が収められています。


まずはヘアキャッチャーと呼ばれる、循環中の浴槽水の大まかなゴミや髪の毛をキャッチしてくれている物を清掃します。ここは通常、施設のスタッフ様にて日常清掃してくれている箇所なのですが、この清掃後に不具合を生じる施設が本当に多く、清掃しつつも、スタッフ様にて誤操作につながりやすい状態になっていないか?等もチェックしています。


続いて、「浴槽水が今、どのくらいの水位になっているか?」を検知している、水位計(水位センサーとも言います)をチェックしていきます。このいろんな長さにカットされた棒が「電極棒」と呼ばれる物で、それぞれの棒の長さごとに、ろ過装置へ伝達する内容が異なるので、この棒が汚れたりしていると、正しく動作しなくなってしまいます。ここは、施設のスタッフ様ではなかなかチェックされない所になるので、点検時にチェックします。






そして、大浴場の設備不良で一番多いのが「浴槽の塩素濃度が出ない(不安定)」等の衛生面に関わる不具合です。その原因の1つ、「塩素注入部の詰まり」について、点検時にしっかりチェック・洗浄しておかないと、浴槽の塩素濃度がしっかり出てこないばかりでなく、浴槽水の汚れは菌の発生・繁殖を促してしまいます。塩素注入部のこの部品は「塩素注入チャッキ弁」と呼ばれ、循環している浴槽水の水流の中に、点滴のように塩素を注入し、注入時以外は、浴槽水が逆流してこないような構造になっています。これらの部品は、塩素によって劣化したり、結晶化した物が詰まってしまったりしやすいので注意が必要ですが、これもなかなか施設のスタッフ様で分解洗浄しようとしても難しい部分なので、点検時にしっかりメンテナンス(^^)v




清掃箇所や分解整備が終わったら、今度は電気的なチェックをしていき、異常が無ければスイッチを入れ、運転をさせながら状態をチェックしていきます。







大浴場の設備として、まだまだ良好のようですね(^^♪ これで無事に定期点検作業完了です。 定期点検作業は「壊れてから直せばいいじゃないか」というお考えの施設様には向かないかもしれませんが、やはり「お風呂を愉しみにしてくれている方にガッカリして欲しくない」とお考えの施設様には、実施されている所が多く、そういう施設様には、弊社がより良いお風呂運用のあり方をお伝えしても、お話が通じ合える所が多い気がして、こちらも精一杯取り組ませて頂きたい想いにさせられます(^^)
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