大浴場のレジオネラ菌対策

大浴場のお風呂では、浴槽水を循環しながら、「ろ過」して、「加温」して、「消毒」して・・・という工程を経ながら、衛生や温度を保っています。しかしながら、入浴が終わると装置を止める事が一般的で、止めている間に、配管やろ過装置内での滞留水が汚れて、水アカとなったり、そこへ菌(特にレジオネラ菌)が繁殖したりします。その為、定期的にその汚れ等を洗浄し、排除する作業が必要になってきます。(配管洗浄作業と呼ばれる事が多いです)

今回はこちらの循環式のお風呂をきれいに洗浄していきます。こちらのオーナー様は、「お風呂は、利用される方の重要な楽しみの一つ」と考えておられ、その入浴の時間を安心・安全に管理していきたいと願っておられます。弊社が、そのお手伝いをさせて頂けるのは、大変光栄な事と感謝しております。

専用の薬剤は、2剤を順に使用するタイプや3剤を使用するタイプなど様々ですが、こちらでは2剤タイプを使用します。

1剤目で汚れに反応して、循環の吐出口から汚れが出てきました。この状態である程度循環を続けます。

次に2剤目を投入していきます。

2剤目では、浴槽水が発泡し、泡の力で強力に汚れを剥がしていきます。

人の皮脂汚れと共に、配管内のスケール汚れも剥がれ出てきます。一定時間循環させ、薬剤の反応が無くなったところで一旦排水していきます。その後は、薬剤の循環だけでは洗浄しきれない箇所を丁寧に洗浄していきます。

普段、浴槽水が滞留しやすい箇所などを、特殊ノズル等を使用して洗浄していきます。それらが洗浄し終わったら、ろ過装置や循環配管などをすすいでいきます。

何回かすすぎを繰り返し、薬剤などの濁りが無くなったところで、今度は殺菌消毒をしていきます。

浴槽や循環配管、ろ過装置などの消毒循環が終わったら、普段のお風呂運用の際に、他に問題が無いか?を試運転しながらチェックしていきます。気になるところがあれば、すぐに施設のスタッフ様へ確認し、早めに問題改善に努めています。

今回は特に問題が無さそうでしたので、これで無事に完了です。

また安心してお風呂を楽しんでもらってくださいね^_^

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